支援員、管理者、サビ管、この業界(障害福祉A型B型)はまだまだ伸びる。

あなたの事業所の支援員、管理者、サービス管理責任者の業務に対するレベルは高い?低い?

就労継続支援事業の関係者が悩みどころでしょう。現在事業所で働いているご自身もこのままで大丈夫なのか?と思うことも多いはずです。

親会社の一部として運営している場合は現場スタッフに全て丸投げという事もあります。だからこそ全責任を持って仕事をしてもらっている管理者、サービス管理責任者には特に信頼をしているはずです。

結論から申し上げます。

「管理者、サービス管理責任者をコントロールするのは難しく、支援員のレベルアップも難しい」

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就労継続支援事業所関係の学校、スクールがなく、人材は現場で育てるのみ

曖昧なままで就労継続支援事業に携わってきた人が多いからです。就労支援事業所を教える学校やスクールもありません。事業所では送迎、支援時間、昼食、記録作りと、文字にすると簡単に思えますが、実際は利用者のアフターフォロー、営業、資料作成、研修など、本来やることが疎かになっている事業所が多いです。

私が以前雇用していたサービス管理責任者に言われたことがあります。

「役所の人に私が作った資料を参考にしたいと言われるほど熟知しています、それぐらい完璧です。」

結論、資料のレベルは10段階評価でいうと3〜5でした。

このサービス管理責任者のせいではないのですが、こういった人がA型事業所やB型事業所で管理職を担っているのが現状です。(こういう人に限って運営方法に難癖をつけてやめていきます)

昔使った資料のまま、新しい法改正に対応していない、制度の理解をしていない、当時の役所の障害福祉の窓口対応の経験値が低く、それを鵜呑みにする(結果的に鵜呑みが一番危険ですが、確認するのが一番のリスク回避)

指導体制が弱いのが福祉事業の特性、そして人材不足

就労支援事業所を立ち上げる時こそ役所に厳しいチェックが入りますが、運営が始まると監査・実地指導以外は特に厳しいチェックはありません。福祉がまだまだ日本国の事業としてもまだまだ未成熟ながら、一方で介護者や障害者は増えていくため、受け皿を作るためにも事業所がバンバン立ち上がってしまう事もあります。

利用者や支援員に理不尽なことをしない限り、役所も重い指導はしません。

答えのほとんどがネットで確認できる

厚生労働省のサイトを見れば答えが書いています。もちろん都道府県庁、市町村役場のサイトでも記載されています。されているのに、自己解釈で解決した風、利用者が精神病をもずらっていることである事ない事を自分の解釈で支援員に共有したり上司に報告したり、場合によっては現場で起こった事を支援員に共有しないで問題になることもあります。

いずれにせよ、就労継続支援事業は、認識の甘さが目立つ業界です。

現場の感覚で仕事をさせるには限度がある

前置きが長くなりましたが、こういった現状のため、現場スタッフに任せるのは限度があるということです。(しっかり管理職をまっとうされている人もいますが、出会える確率は低いです。)

ではどうするか、が大事です。

これは支援員の立場としても同じ考えで解決に向かう必要があります。

「利用者の支援員が難しい、言うこと聞かない、もう支援できないから辞めさせよう」

という声が上がることもあります。現場の大変さもありますが、そこにはワークフローが存在しないため、支援員の感情で利用者の入所退所を決めるのは違います。(本当に勝手な解釈でやめさせたりします。)

同様に、管理者やサービス管理責任者が思った以上のレベルに達していないから辞めさせて新しい人を探そう、雇おう、も違います。

これまたやめさせ方が良く問題になります。

さぁ解決しましょう。

ワークフロー、ルール、が大事

仕事の流れと、一定のルールを障害福祉の現場で用いることが大事です。支援員は未経験者が多く、また専門的な勉強をした人も少ない業界です。

感情論で訴えかけたり、目の前の事象だけでどうにかなる仕事ではありません。

私が支援をしていた時も、同じ利用者から、営業終了後や土日に電話が頻繁にかける人がいました。症状は伏せますが、他の支援員や先輩職員はそういうことに対応するとキリがないから辞めた方がいいと言われました。

2週間ほど電話をし続けました。それが急にピタっと電話がならなくなりました。

利用者に事業所通所時に理由を聞いたところ、「安心できた、今まで電話に付き合ってもらった事業所も支援員もいなかった」と言われました。私は毎日何が問題なのか、どうしたら解決できるのかを話していました。同じ話しの繰り返しもありましたが、症状とはそういうものです。

大事な事なのでもう一度言います。症状とはそういうものです。(現在身体障害者や知的障害者よりも精神疾患者が通所する割合が増えています。そして精神疾患にも幅広い症状があります)

それからは毎日通所し、精神状態も安定してきました。

責任の所在もあったり、業務中なのか業務時間外なのかにもよりますが、障害福祉事業所や福祉事業所はこういったケースが多いです。

だからこそ、こういった事もあるというのを理解した上で、成功体験や失敗体験から仕事の流れを作らなければいけません。新しく始める事業所と、すでに運営が始まって数年経つ事業所ではルールの作り方も変わってくるので、そこも注意が必要です。

イレギュラーがレギュラー対応になること、こういった行動の積み重ねてが気づきとなり、次の支援につながる。

障害福祉サービスは福祉業でありながら、サービス業です。訪問看護、デイサービス、訪問介護もやはり求められる人材はサービス業という理解があること。人と人の仕事なので、事務的な対応をしていると会社経営も難しくなってきます。

これ以上は長くなるのでまた細かく切り分けて紹介していきます。

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