障害福祉の仕事はなんとなく知っている人が多いです。しかし求職者の皆さんは、介護や障害福祉はスキップしてしまいます。
さて、私たちが今までサポートした中で求人情報をどこに掲載した方がよいのか、また、求人情報を見る人はどういう人が多いのか、どこに注意するのかをご紹介していきます。
就労継続支援A型B型の支援員の求人の考え方
求人情報で掲載数が一番多いのがIndeedで、アクセス数が多い求人サイトに掲載するのは必須でしょう。Indeedで求人情報を掲載する場合のポイントを紹介します。
Indeedにはとりあえず出せ!
Indeedで求人に来る方が若い人だと思っている担当者が多いですが、50歳や60歳も多く、その中でも一番多いのが30歳〜40歳の女性です。
40歳女性で子育てがひと段落しているか、もしくは子育て中の女性の場合、会社に求めるのは「働きやすさ」です。
働きやすさとは何か?
私が思うに、以下の2点が重要です。
・自宅から徒歩でいける距離か
・シフト制で短時間勤務可能か
そもそもの問題ですが、障害福祉事業所で働きたい人ではないのです。あくまで自宅から近く、勤務スタイルが柔軟か、です。そのため時給や正社員に昇給できる、昇給がある、ランチがでるなどあまり関係ないです。
なまなましいですね。しかし実際にそういう人が多いです。強いていえば、求人で来て欲しい人を探すのは難しい問題です。明日からすぐに働ける。そういう事業モデルにする事も考えなくてはいけません。
求人条件がわかれば、絞り込みをかける
しかしそうとわかればそういった求人掲載に力を入れるべきです。
就労継続支援をどこで行うか、例えば田舎であれば車で通勤可。しかし、駐車場はある程度の地域にいけばなかなか確保ができません。「徒歩」で10分圏内の場所で探すしかないです。徒歩10分とは800mから1kmです。さすがにその範囲は厳しいので、自転車でも来れる範囲を想定しましょう。自転車10分だと、3kmまで範囲が広がります。
しかし、自転車乗れない人もいます。そこで最後の手段です。「支援員を送迎する」です。車で10分だと6kmだそうです。さすがに6kmはと思うので、3〜5km圏内かと。ただし、交通量が少なく信号が少ない場所、他の支援員の近くに住んでいるなどで、送迎範囲は柔軟に対応しましょう。
優先順位で確認しましょう。
・徒歩
・自転車
・支援員を送迎
上記の記載がある事で、求人を見ている人も興味を持ってきてくれます。
さて、そこで一番大事なのは、さきほど言った通り、30代〜40代女性は職種で絞り込みをかけるのではなく、働く環境で検索をします。そうなった時に条件はわかった、その中で求人を見てもらう方法を考えないといけません。
「タイトル」は常に考える事!!!
よくあるタイトルは、よく見られるタイトルです。色々参考に求人のタイトルを決めていください。
・未経験者大歓迎
・1日3時間〜5時間
・働き方相談に乗ります。
など、当たり前ですが、未経験者で就労支援に興味がない人の目に止まるキャッチフレーズを常に考えていきましょう。
また、条件さえ合えば、思った以上にSNSで確認する求職者が少ないなと感じます。SNSで求人を探す人もいますが、SNSで求人に来る人は働いててもギャップがあると思ってしまう人が多数おり、早期退職も多いと感じます。
未経験者か経験者か
最後に、求職者の探し方ですが、未経験者を探すのか、経験者を探すのかも重要なポイントであり、なおかつ事業経営にも影響してきます。
特に経験者を探す場合や、面接にきた場合は、履歴書をくまなくチェックしてください。さらにいうと、どういう作業をしていたのか、なぜ辞めたのかは当たり前ですが絶対に確認してください。
以前働いていた事業所のスタイルを持ち込んでしまう人がいますが、ほとんどの場合そういう人は事業所に馴染みません。
「あそこではこうだった」「こういうやり方をしていた」
意見を言うのは構いませんが、就労継続支援事業所はスタッフ(直接支援員・サービス管理責任者)は最低でも3人、多くても5人程度でしょう。少人数の中で現在の事業スタイルを比較する発言がある人は要注意!!!
というわけで、本日は障害福祉サービスの求人を出す際のヒントと注意事項でした。
スタッフ一人に振り回されるケースを多くみてきました。
チームワークが大事です。人手不足だからといって経験者の求人を出す際は本当に注意に注意を重ねて、1日おいてさらに注意をして判断してください。
未経験だからといって良いかと言われるとそれも違いますが、事業所スタイルに育成しやすいのは間違い無いです。
渡り鳥には要注意!
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