A型就労支援、B型就労支援の経営継続が困難になってきている事業所が増えてきています。承継、継承に関してはご本人の意思であるため、私たちがとやかく言うつもりありませんが、今回はA型B型の事業引き継ぎ先の探し方と、どうやって引き継ぐかを紹介します。
就労継続支援事業所で事業承継を考えている場合、注意すべき事
経営者の高齢化、他事業所との差別化ができない、人材が確保できないなど、就労継続支援事業所を閉所する店舗も増えてきています。事業承継については、早めに動き出すことで有利な条件を引き出す事ができます。
先手先手で考えて動き出しましょう!簡潔にご紹介していきます。
引き継ぎ先の探し方
主な方法
M&Aサイトに登録する
知人友人に興味ある人を探す
自治体窓口への相談をする
どうやって引き継ぐか
就労支援の場合、支援員、立地、作業内容など、利用者が利用しやすいと感じているから通所します。そのため、利用者の事業所の場所の移動、支援員を辞めさせて入れ替える、作業内容を大幅に変えるなどは注意が必要です。
引き継ぐ際は、なるべくそのままの状態を継続して引き継ぎましょう。
事業継承は早めに動き出す
経営が厳しい状況で引き継ぎ先を探すのではなく、早めに探しましょう。売上や利益がなくなれば交渉が不利になります。お金の問題じゃないんだよ、と言うのであれば、売買に関する費用を無視できるのですが、それは当人のお考えのもと判断ください。
注意すべきこと
仲介手数料がかかります。
少額での事業継承だとしても、M&Aの場合、仲介手数料が発生します。持ち出しがあるので、注意してください。
支援員、利用者が辞める
代表者がやめる事で支援員、利用者が辞めないように取り決めを行なってください。
耐震構造で申請不可になる
法人を変更する場合、再申請が必要になります。再申請の場合、建築基準が旧耐震では申請不可になり、昭和56年以降の建物で申請しなくてはいけません。地域によってはそういった建物がない場合があるので、事前に確認をしてくださ。同じ場所で申請するから大丈夫!では通りません。役所の判断もありますが、基本は新しい建物で申請になります。(数年前までは耐震関係なく申請できたんですが・・・)
A型B型の就労支援を継承・承継する意外の方法は?
致し方ない事情により引き継ぎを考える前に、クロシカにご相談ください。事業主がそのままの状態でも運営ができるように支援する事も可能です。
また、数年間契約をし、その間に判断するなどの方法もあります。
事業所の場所、支援員の仕事量、サービス管理責任者の業務内容などをヒアリングした上で、事業を継承、承継ではなく、「継続」できるように進める事もできるので、一度ご相談ください。
kuroshika2024@gmail.com
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