A型もB型就労支援事業も、10年計画を立てることをオススメします。なぜかと言うと、「想定外の事が起こりやすい事業」だからです。
就労継続支援A型、B型のコンサルタントで確認する事
就労継続支援の事業運営を始めた事業者、またはこれから始めようとする人に陥りがちな点が、「スタッフ」「働き手」があまりにも少ないと言う事です。
それを踏まえ、想定外の事「やめる」「募集でこない」を紹介します。また下記の項目には1年以内に起こり得る可能性も紹介しています。
・サービス管理責任者が突然辞める(50〜70%)
・スタッフが辞める(50〜60%)
ようやく就労支援に慣れてきた時に、人材がいなくなるなんて事は、他のビジネスモデルでもよくあります。ですが、何度も言うように、障害福祉事業、就労支援事業は狭き門です。こういう仕事があるのか?!と知らない人が多いです。
サービス管理責任者に関しては就労継続支援事業については未経験、もしくは経験者とはまだまだ言えない人が多いです。理由は「サービス管理責任者」の仕事を辞めた人は、サービス管理責任者として復活する事が少ないということ。なので、研修を受けた方が新規で入社するパターンが多いです。
辞める理由も簡単にリストにまとめます。
・業務分担がはっきりしないストレス
・未経験者は書類が多いと感じてしまう
・利用者募集で外回りが多くなる
・利用者、もしくはスタッフ同士のトラブル
上記は1点ずつが濃いので、今回は割愛します。
さて、「辞めさせないようにする」ことも大事ですが、「保険をかけておく」ことも重要です。
保険とは?逆算しましょう。
・サービス管理責任者を生え抜きで育てる(実績がない場合、5年かかります)生え抜きで育てるには1年(180日以上)の勤務が必要です。※1日カウントは4時間です。ということは、月平均15日出勤です。
・スタッフをパートタイムで数人雇用しておく
生え抜きとは、イチから育てるイメージです。
さらに、初任者研修を受けるタイミング、サービス管理責任者実践研修を受けるタイミングも見逃すと、どんどん遅れるので、研修元へしっかり確認をしてください。
最短でも5年目からサビ管配置になります。(要件は各自ご確認下さい)
事業スタイルは?
就労支援事業を始めようと思う方は、福祉の精神の高い方か、ビジネス福祉を目指す方の二極化されます。どちらも良し悪しがありますが、意識の高い方がフランチャイズで始めると、本部の考えに沿った事業運営になるため、フランチャイズで事業運営するかどうかは考えて下さい。
スタッフが自発的に運営ができるのか
1店舗をオーナー兼サビ管で運営するのは問題はあまり聞きません。しかし事業展開、事業拡大する際にはスタッフの力も必要になります。流れさえ作っていれば大丈夫でしょ!?と思われがちですが、さきほども記載したように、スタッフ募集は至難です。そのスタッフが力があるかどうかも別問題です。
計画と保険
スタッフ雇用に関しては、事業スタート時は揃えるのが難しいと思いますが、逆に数ヶ月前から雇用活動をスタートするなど、準備が大事。
サビ管は1年以内に辞める率が高いのが就労支援なので、1年目のサビ管、3年目処のサビ管理、5年後にはスタッフからサビ管になってもらう。常時サビ管が2名はいる状態にするなど、事業運営をしっかり考えて進めていきましょう!
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