サービス名が未だに決まらないまま障害福祉の支援サービスをしていますが、今回はA型事業所やB型事業所の事業運営の支援をして感じた事(問題解決)を紹介します。読み返してみても、「うんうん、そうそう」と、感じてしまう記事になっています。
障害福祉事業所は問題を無視しがち。
日々支援をしていると、考え方が麻痺します。日々色々な事が起こるため、問題を問題と考えられない思考になります。問題がないか、不備がないか、利用者の声を聞き逃していないか、今一度振り返りましょう。
色々な立場の人が色々な悩みがある
直接支援員からパーソナルコンサルティングを頼まれた事もあります。もちろん事業所運営者からもサービス管理責任者からも依頼や相談があります。サービス管理責任者が転職する際のキャリアについて相談されました。A型B型事業所運営を改善する事、職員の処遇改善の悩み、利用者の保護者からの相談もあります。
支援員や管理者の皆さんは、少しでも事業所がよくなる事を望んでいる事は間違い無いです。その気持ちはあるんですが、方法がわからない。だから相談してきます。
なぜ方法がわからないのか・・・。
障害福祉の職業に関わっている人が多くないこと。そのためWebで検索しても自分の悩みを解決する回答が見つかりません。
そして、悩みは一方方向ではないのが福祉業界です。ただし、その悩みが大きい事ではないのもポイントかもしれません。
小さい問題を一生懸命に取り掛かる。対人関係の問題か書類の問題か
障害福祉サービスに限った事ではないですが、基本的に小さな悩みや問題が多いです。送迎の組み方、食事のメニュー、利用時間、スタッフの考え、そしてそれを支援員や管理者も小さいことと見過ごし大問題になります。
利用者立場での問題も抱えています。
「小さな問題ではなく、事業所を退所するほどのこと」
と、退所が決まった時には時すでに遅し。
そうーーーー!!!わかるーーーー!!!
という声が聞こえてきます。
小さな問題だからと後回しにしていると事業運営に悪影響になります。小が大事に発展します。
実際の話をいくつか紹介します。
・机の向きを直して欲しかったのにそのままだった。
・食べられないと言っている食材が頻繁に入っていた。
・室温をもう少し高くして欲しい
ほんのちょっとの事かと思うかもしれませんが、障害福祉サービスを提供する立場としてはしっかりと問題に向き合うべきです。障害を持っている人にとって、小さな問題が相当なストレスになり、日々それは積み重なります。
大勢の利用者がいる事業所、少ない場所など、環境によっても解決方法は違います。しかし、向き合わなければなりません。作業が中心なのはわかりますが、問題をほったからしにしている事業所が結構な数あります。
なぜほったかしにするのか?
それはここでは書きませんが、「なぜか?」を考えて下さい。皆が身に覚えがあるはずです。一生懸命に問題に取り組みましょう。
違和感に気づき、確認し、改善する
気づくこと
通所者、利用者はサインを出しています。会話が減ったり、休憩が増えたり、会話が多い、普段と違う何かを気にしましょう。ちょっとした事だったりします。
確認すること
基本情報、アセスメント、サービス利用計画、個別支援計画は定期的に見直しましょう。相談支援員さんにも聞きましょう。家族や保護者、身元引受人にも聞きましょう。
行動にうつす
利用時間内にできることはありませんか?
就業時間中に解決できることはありませんか?
ネットに頼らない
職場環境によってさまざまな問題があると思いますが、あそこの事業所で通じる事はここの事業所では通じない事があります。
さぁ、明日は意識して支援をしていきましょう!
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